



【うららかな森】を食す。
うららかな光が満ちる、
穏やかな昼下がり。
風にそよぐ若葉の木漏れびと、温かな土の匂い。
優しく満ち足りた、陽だまりの中心で、生まれたての果実が、光を弾く最初のひとしずく。
1. あじわい

グリーンの爽やかなレモングラスに、ジューシーな甘酸っぱいあんず。
口に含むと、まず広がるのはグリーンを想わせるレモングラスの香り。
つぎに、タピオカとあんずの果実を練り込んだ、もちっと柔らかな『杏珠(あんずだま)』が顔をのぞかせます。
陽だまりを凝縮したようなあんずの甘みと酸味がジューシーに口の中に広がります。
全体を支えるのは、北海道産てん菜から作られた、すっきりとキレのある甘み。その澄み切った甘さが、レモングラスの爽やかさと、あんずの甘酸っぱさをより一層際立たせます。
2. 3つの食感

シャリッ、ぷるんっとみずみずしい。
呂色 roiroは、モデリング技術と3Dプリンターを組み合わせ、他にない美しいデザイン性と造形美を探求しています。
『木の実』の琥珀糖シリーズは上部と下部で異なる食感を楽しめるように設計しました。
上部は、凹凸の強い多面体に設計。大きな角を生み出すことで、結晶が付きやすくなり、「シャリッ」とした心地よい食感を引き立てています。
一方、下部は繊細なプリーツ状にすることで、「ぷるんっ」とみずみずしく、なめらかな口どけを実現しました。
上部のシャリっとした食感と、下部のぷるんとみずみずしい食感。対照的な食感が、奥行きのある味わいをつくり出しています。
3.『木の実の琥珀糖』への想い

琥珀糖は、寒天(海藻)、砂糖(てん菜)、そして水だけで作られる、とてもシンプルなお菓子です。
だからこそ私たちは、余計なものを加えず、素材そのものの繊細な香りと味わいを大切にしています。
一粒の中に閉じ込めたのは、森の情景。
素材の香りと味わいを丁寧に引き出し、森の静かな美しさやエキゾチックなエネルギーを木の実のかたちに凝縮しました。
ひと粒口に含むと、香りがふわりと広がり、森を食す体験へと誘います。
やさしい甘さに、豊かな香り。深く呼吸するような、心が整うひととき。忙しい日常の中で訪れる、小さなリフレッシュの時間です。
この一粒は、あなた自身の新しい一歩を後押しするエネルギーに。大切な誰かの挑戦や節目に寄り添うエールにも。
森を凝縮した木の実を、どうぞ特別なひとときにお愉しみください。